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Staff Stories

コンテンツ発信を続けるプロジェクトディレクター、木下早苗の挑戦

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尖った強みを持つために、メディアコンテンツを武器にする。

「STAFF STORIES」では、ACOのスタッフを紹介しています。今回登場するのはプロジェクトディレクターの木下早苗。木下は大学では社会学を学び、コールセンター運営会社での営業職を経て2018年2月にACOへ入社。主にコーポレートサイトのオウンドメディア案件で活躍し、持ち前のコミュニケーション能力と明るい笑いで現場を活気づけています。

※追記:木下早苗が2019/4にACO Journal3代目編集長に就任しました。

SNSのコミュニケーション研究に捧げた大学時代

— まずは木下さんのこれまでの経歴を教えてください。大学では社会学を学ばれていたとか?

はい、ゼミでは研究と論文の執筆にひたすら追われる日々を過ごしていました。社会学はどんなことでもテーマになり得ます。同級生にはファッションやアイドル、漫画や映画などを題材にジェンダー、広告、海外の社会情勢などをテーマに研究している人などさまざまでした。

私は、特に若者にとって一番身近とも言えるコミュニケーションツールのSNS、特にTwitterに着目して研究に取り組んでいました。Twitterを利用している大学生をカテゴライズし、仮説を立てたインタビュー調査などを中心に検証を重ねていました。

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大学ではバンド活動にも熱中していた

—卒業論文ではどのようなテーマを扱ったのでしょうか?

「SNSを利用している若者たちのコミュニケーション能力は低下しているのか?」というテーマで卒業論文を書きました。「いまどきの若者はコミュ力がない」と言われているように思えるけど、それは本当なんだろうか?コミュニケーション方法が変わってきただけなのではないか?というような内容です。

また、SNS依存の文脈もあって、「若者のSNS依存と孤独」というようなキーワードもありました。コミュニケーションツールとしてのSNSの中に、繋がりを求めたり、承認欲求のような感情があるのではないか、ということをひたすら考えていました。

—研究していた中で印象的なエピソードはありますか?

身近な友達5人にTwitterの使い方についてインタビュー調査をしたのですが、違う一面、人の本質が見えたことです。

特に、SNS上では現実とは異なるキャラクターを演じている人が印象的でした。SNS上では顔を隠したり発言を演出できます。ネット上の人格こそ、その人が望む本当の自分、なりたい自分なのではないか?という発見がありました。

メディアに強いディレクターとして成長する

—どのような経緯でweb業界およびACOに出会ったのでしょうか?

新卒で入社したのはコールセンターを運営している企業で、営業としてキャリアをスタートして2年ほど飛び込み営業やテレアポ業務を行っていました。でも同じ頃、同級生達が大学院や専門学校で勉強を続けていたり、音楽でがむしゃらに頑張っている姿を見て、自分がやりたい道に突き進んでいることが羨ましくなりました。そこで一念発起して、学生時代のインターンで興味を持ったweb業界に行こうと決意し、webデザインのスクールに入りました。

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転職活動では何か1本強い軸を持った会社を探しており、そんな中でACOはコーポレートサイトに強いという印象を持ちました。また、ACO Journalを読んで、カルチャーにも魅力を感じました。今までは経験したことのなかった、デジタルツールでの業務効率化や、リモートワークの実践などがとても新鮮でした。

転職活動中はデザイナーを志望するか迷いました。勉強していたためツールを使うことはできたし、楽しくて好きでした。だけど、それだけだと思ったんです。それ以上のロジカルな提案や上流のデザインは自分には難しいなぁと。自分が得意で力を発揮できることは何か?を考えたとき、ディレクターが頭に浮かびました。自分が関わった案件が、デザイナーやエンジニアによって仕上がっていく過程を見ることができるのは、とてもお得だしそっちの方が個人的にはおもしろいと思ったんです。

—ACOに入ってみてどうでしたか?新鮮なことはありましたか?

クライアントワーク、ACO Journalでメディア作りに関わることができたことです。入社当初、Web業界のディレクターのイメージは、顧客窓口、進行管理、予算管理、品質管理…といった、Web制作での一連の管理業務が中心だと思っていました。コーポレートサイトの制作は少し硬い印象があったのですが、記事コンテンツを活用したブランドコミュニケーション戦略や、取材や撮影も含めての企画提案、さらにその先には運用があるというのは大発見でしたね。

—入った当初からメディア案件を担当していますよね。

最初はアシスタントから入り、右も左も分からない状態で毎日てんやわんやでした。メディアコンテンツに対する知識や運用への理解が無くて、情報のキャッチアップだけでも大変なところに、新規コンテンツの企画提案もするの!?といった具合でした。

ですがやり続けているうちに、どんどんメディアや編集に関わる仕事への興味が湧いてきて、今では3、4つのクライアントの中でメディアに関わる仕事を回してもらえるようになりました。オウンドメディアの案件は難しいけど面白いです。

webにおけるコミュニケーション戦略の一環として、メディアについても提案できるのはACOの強みだと思っているので、今後も積極的に関わりたいと思っています。

私自身も単なるディレクターではなく、メディアコンテンツに強いディレクターとして成長していきたいと考えています。編集ディレクションや新規企画も出せるようになりたいので、もっと掘り下げて貪欲に知識やスキルをつけていきたいです。

作らない立場だからこそ、作り手のことを一番理解する人でありたい

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—木下さん個人について教えてください。好きなもの、興味があることはなんですか?

音楽、漫画、読書、お笑い、ゲームなどいろいろ…です。中でも読書には時間を割くようにしています。ジャンルは幅広いですが、エッセイが好きです。

特に考えや意見を述べているわけでもないし、結論があるわけでもなく、完全な空想ではないけれど、書かれていることは自分の現実でもない。他人の現実を他人の視点で見ている…。エッセイを読んでいると不思議な感覚になるんです。

当たり前のことを述べているだけでも、文章の書き方や語り口調から、その人の頭の中や人間性が垣間見える気がして面白いんですよね。

木下が本を紹介している記事はこちら

—今後どんな人になっていきたいですか?

作り手じゃないからこそ、作り手のことを一番知っている人でありたいです。プロジェクトの成果物に対して一番近い位置にいるのはクリエイター…作り手だと思っています。一方、クライアントに一番近く向き合っているのは私たちディレクターです。

なので両方の心を理解する必要があります。クライアントの意見を鵜呑みにするだけでもいけないし、社内都合を優先して無理だと言うばかりでも駄目です。作り手とクライアントと共に最高の形で完成まで持って行かないといけないのです。

双方のことをしっかりと理解するために、コミュニケーションを丁寧に重ねながら、良い着地点を探していく。当たり前のことですがそこは入社当初からずっと心がけていることです。

また、クライアントから褒められたことをデザイナーに伝えられることは本当に嬉しいことです。小さいことでも大切に伝えていきたいと思っています。

—最後に今後の生き方についてお願いします。

趣味も仕事も暮らしも貪欲にいきたい!好きなものが多いし、やりたいことも多いし、興味があることも多いし。私、忙しいんです。(笑)オンオフの切り替えをしっかりして、そのとき自分が一番やりたいことを頭の中に描きながら、日々を大事にしたいです。今日はあれが食べたいから夕飯は絶対にこうする、こんな仕事をやりたいから今はこう動くという感じです。

理想の状態とそれを実現するために具体的にどうするか?というのを常に頭に持っておいて、すぐに行動できる状態にしておく、というマインドですね。自分の中のこうありたい、こうしたい、という理想を常に選択して生きていきたいです。

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