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【2022年版】国内外AR/VR活用サービス事例まとめ

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こんにちは、インターンの松井です。A.C.O.ではメンバー間のスキルアップや知識共有のために“OpenHour”という勉強会が不定期に開催されています。みなさんは、最近よく耳にする機会が増えたAR/VRについてご存知ですか?

今回は、UXデザイナーNondoがOpen Hourにて実施したAR/VRの勉強会から、動向や海外の事例を紹介します。

AR/VRとは

AR(拡張現実)とは

スマートフォンやタブレット、サングラス型のARグラスを通して見ることで、現実世界にデジタル情報を付加し、世界を拡張する技術のことです。

ARを活用することで、現実世界にプラスアルファでデジタルコンテンツ(動画や3D)を追加して見せることができます。

VR(仮想現実)とは

VRヘッドセットやVRゴーグルのデバイスを装着することで、100%バーチャルの世界に入り込んだかのような体験ができる技術のことです。

VRヘッドセットやVRゴーグルは、ARグラスと違ってスキーゴーグルのように顔を覆うように作られており、装着することによって外界が遮断され、頭や目、体の動きに合わせてバーチャルの世界も変わるため、現実に近い体験が可能であり、高い没入感を感じられます。

事例紹介

小売業

ネットショップやECサイトの普及によって小売業の中心は実店舗からインターネットへと変化しました。また、SNSの隆盛により、トレンドやニーズのサイクルが短期化しており、市場がデジタル領域にまで広がったため、消費者から選ばれることが難しくなっている点は小売業の課題と言えます。

小売業界の課題を解決しようと試みているARアプリ事例をご紹介します。

・IKEA Place 家具の配置

IKEA Place

このアプリでは、欲しい家具を置きたい部屋に実際に置くとどうなるのかをARを活用してシミュレーションすることができます。カート機能が付いているため、気に入った商品をその場で直接購入することもできます。

・Nike Fit ARを活用した商品の試着

Nike Fit

このアプリでは、スマートフォンの画面上で商品の試着をすることができます。実際に商品が手元になくても足のサイズを見積もることができるので、オンラインショッピングで購入しづらいと言われているシューズ商品の購入を後押しする効果があります。

不動産

不動産業界は少しずつデジタル化が進みつつありますが、いまだにアナログが主流である点が課題です。書類のやり取りはインターネットを介さずに電話やFAX、郵送が主流であり、デジタル化があまり進んでいない現状です。

・Apartment staging AR内見

Apartment staging

賃貸物件を借りる前にスマートフォン上で内見ができるサービスです。スマートフォンを持った自身の周りに3Dの部屋がつくり出され、物件の内部を見回すことができます。

・Sharing with Friends and family 友人、家族との共有

Sharing with Friends and family

購入者は物件がどのように見えるかをAR上で視覚化でき、それをオンライン上で友人や家族と共有することができます。 そのため、従来よりも早く取引を成立させることができます。

エンターテインメント

エンターテインメント業界での大きな変化として、コンテンツではパッケージソフトが売れず、流通方法が配信(サブスクリプション)にシフトしており、ライブや体験での収益化が進んでいます。従来とは違ったITをうまく活用した形の「体験」という価値を提供する新しいエンターテインメントの可能性を広げていくことがこの業界の課題です。

・Facebook camera SNSマーケティング

Facebook camera

このカメラは、マスク、フレーム、インタラクティブフィルタなど多数のエフェクトを搭載し、写真や動画に適用することができます。誰でもクリエイティブな写真や動画をその場で、楽しく、簡単にシェアでき、またシェアする相手や期間も自由に選ぶことができます。

・ポケモン Go ゲーム

ポケモン Go

実在する場所でキャラクターを探索するマルチプレイヤーゲームです。現実世界そのものを舞台としてプレイするゲームのため、普段見慣れた場所でも新しい「体験」を楽しむことができます。

医療

医療業界の人手不足は深刻な課題です。少ない人手で経営をしなければならない医療機関が増えていることに加え、過疎地域等における医療格差も課題となっています。

・ACCUVIEN 静脈可視化装置

ACCUVIEN

人やモノにこの装置を近づけると、赤外線と可視光によって静脈を可視化することができます。静脈への二度刺し、三度刺しのリスクを低減することができ、少ない時間で正確にミスのない医療行為を行うことができます。

工業・建築業

工業・建築業界では現在、従事者の高齢化とそれに伴う若い担い手不足が問題になっています。そのため、デジタル化の推進による生産性の向上と業務効率化が課題となっています。

・Trimble SiteVision プロジェクト設計段階での現場確認

Trimble SiteVision

Trimble SiteVisionは、世界で初めての屋外型の高精度複合現実システムです。Trimble SiteVisionを使用すると、新設の道路や構造物、既存の地下埋設物、完成時の景観などについて、現実空間に設計空間を360°重ねた状態でそのイメージを実現しているかのように確認することができます。二次元の各種図面や地形図から立体設計物を想像する必要はありません。

・Live home 3D 利害関係者への情報表示

Live home 3D

PCやタブレットで作成した家やアパートを実際の環境に配置し「ARで表示」機能によって3D視覚化することができ、その中を歩いたりすることができます。建築物を設計するプロセスを効率化することができます。

その他

・Catchy Words AR 勉強ゲームアプリ

Catchy Words AR

タブレットなどのデバイスを使用して現実世界に散りばめられたアルファベットを歩き回って見つけ、単語を完成させる言語勉強ゲームアプリです。ポケモンGOと同じようなシステムで、楽しんで言語を学ぶことができます。

・Phiar カーナビゲーション

Phiar

Phiarは、天候に関係なく、目的地への進路や方向転換する場所をスマートフォン上にARの矢印で表示・案内をするARカーナビゲーションシステムです。地図ではなく、実際に運転手が見ている景色に進行方向が表示されることで、運転中に道を間違えるリスクを減らすことができます。

・Microsoft Mesh データの視覚化

Microsoft Mesh

Microsoft MeshはMicrosoft Azure上に構築された複数人で3Dスペース、3Dコンテンツを共有できる没入感の高い複合現実プラットフォームです。地理的に離れた人々がより協力的なミーティングをすることも可能となるほか、バーチャルデザインセッションの実施や人の支援、共同学習、バーチャルなソーシャル会合の開催もできるようになります。

終わりに

これまでA.C.O.は、さまざまな分野の新規事業プロジェクトの支援を行なってきました。

変化や競争が激しく予測不可能な時代だからこそ、ユーザーの感動や思い出に残るような“新しい体験価値”を提供することが重要です。A.C.O.ではUI/UXデザインを強みとしたさまざまなサービスを提供しています。

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