- 2017.06.12
A.C.O.には会社を利用して急成長できるカルチャーがあります
初めまして、情報設計の長谷川です。A.C.O.が携わるプロジェクトはIT、医療、自動車、観光、物流など、業種も規模も実にさまざま。そのため、毎回新たな発見やアイデアが生まれ、多くの学びがあります。
しかし、各案件に関わるそれぞれのメンバーが得たスキルや知見は、誰かに共有されない限り属人的なものにどどまり、他の似た状況で活用されないままとなります。
A.C.O.には社内でスキルを定期的に共有するカルチャーがあります。その一例として私のいるUX/IA部では、週に一度、そういったスキル共有の場を設け、個々の知見を共有し合っています。
ピンポイントな内容ですが、最近だと次のようなテーマで実施しました。
このようにスキル共有の場を常に設けることで、一人では体験できない広く深い内容の学習を短時間で体験することができます。そうやって個々の力が高まった結果として組織全体の力が底上げされていきます。
業務を徹底的に効率化するノウハウ。IA(情報設計)のスキル共有事例
UX/IA部のスキル共有会は基本的に週1回1時間ほど時間を設けています。みんなの業務が忙しいときもあるので、そういった場合には15分の短い時間でも何か一つTipsを共有するようにと心がけています。
また参加するメインメンバーはUX/IA部ですが、興味がある人は部署関係なく参加可能としています。
それでは先ほど挙げた事例を簡単に紹介していきましょう。
数千ページ規模の複雑なサイト構造をかんたんに視覚化する手法
冒頭でも言ったように、A.C.O.が請け負うプロジェクトの業種や規模はさまざま。そのため案件ごとに得られる知見も多岐に渡り、それぞれのメンバーがプロジェクトの過程で洗練された手法を見つけていきます。
その例として、数千ページのサイト情報を素早く取得し、サイトマップとして可視化する手法について共有してもらいました。
A.C.O.では2000ページを超えるような大規模サイトのリニューアル案件も多いです。その際に、このプロセスで現行サイトの構造を視覚化することによって、情報の過不足がひと目でわかるようになります。それだけでなく、重要な情報が深い階層に埋もれていて探しにくくなっていたり、ひとつの階層に必要以上に多くの選択肢が乱立しているなどの問題もすぐに発見することができます。
この回の内容の一部は「サイト調査にかかる時間を10分の1以下に削減する方法」で詳しく説明しておりますので、興味のある方は是非ご覧ください。
より効率的に。大量のテキスト編集工数を一気に削減できる、『正規表現』
大量のデータに対して、それぞれのデータにいちいち変更を加えたり一部のデータだけを抜き出したりという作業は、普通に行っていたらそれだけでかなりの工数が必要になってしまいます。
『正規表現』はそんな作業を華麗かつ短時間で処理できるちょっとした魔法のような手法。データ社会を生きる現代人にとっては覚えておいて損なしです。私はこの手法を学んでから大量のテキスト処理という単純作業にかける時間が大幅に短縮され、クリエイティブにより多くの時間を割くことができるようになりました。
この内容については「テキストデータの編集工数を劇的に削減する、正規表現のススメ」で詳しく説明をしておりますので、こちらも気になる方は是非ご覧ください。
品質や業務フローを改善。新たなツールの共有
WEBの世界ではひとつのツールが仕事のフローを大きく変えることが当たり前。そのため日々発表される新たなツールはできる限りチェックしていきたいですよね。私たちUX/IA部ではそういったツールの探求も一人ずつで行うのではなく、部署内でツールを紹介し合うことによって効率よく行なっています。
例えば最近共有があったものは、IA業務効率化の視点で有効なプロトタイピングツールについて。一般的なプロトタイピングツールの役割といえば、開発初期の段階から要件を盛り込んだプロトタイプを作り、インタラクションやユーザビリティなどの確認をするというもの。
もちろんそれも非常に重要なのですが、今回紹介があったプロトタイピングツールは、ワイヤーフレームの作成にかかる時間を短縮するために有効なもの。UIパーツがテンプレートセットになっており、それを組み合わせることで短時間でワイヤーフレームを作成することができるというものでした。さらにHTML生成まで同時にしてくれるという優秀なツールも紹介していました。
A.C.O.には会社を利用して急成長できるカルチャーがあります
上記で紹介したものはIAに偏った内容ですが、同じ時間枠を使って他に『読書会』なども行なっています。読書会はひとつの本を複数人で読み、気づきや見解をシェアすることで、一人では得られない読書体験ができるというものです。これは社会を取り巻く環境やテクノロジーについて広い知識を持つことでより先進性のある提案を行うための一助となるのです。
このように会社というシステムをうまく利用することで、一人で学ぼうとしたら膨大な時間がかかってしまうことも短時間で学習することが可能です。
私は半年前に業界未経験でA.C.O.に入社し、ほとんどゼロに近い地点からのスタートでした。しかしこの勉強会の制度があったおかげで半年の間に自分だけでは学び得ない広範囲の知見やスキルを得ることができました。(私からはまだ多くは発信できていないので、これから頑張っていこうと思います。)
A.C.O.では個々の持っているスキルを棚卸ししつつ、互いに次の共有ネタを話し合っています。今後もますます勉強内容を充実させていき、組織全体のスキルを底上げしていきたいと思いますので、もし皆さんの中で私たちと一緒に仕事をしながらスキルアップを図りたいという方がおりましたら、ぜひともA.C.O.までご連絡ください。
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by Daisuke Hasegawa
神奈川大学工学部機械工学科を卒業。自動車内装部品メーカーにてプロダクト設計の経験を経て、現在に至る。UXデザイン、情報設計担当。UX/IA部所属。
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