- 2023.03.03
こんにちは、ザンビア出身のUXデザイナーのNondoです。昨年、私は実家のあるザンビアに1ヶ月ほど帰省し、現地からリモートワークをしました。今回はその体験についてレポートします!
- *A.C.O.とモンスターラボの統合以前の内容のため、記事内ではA.C.O.の名称を使用しています。
ザンビアからリモートワークするための準備
実は、海外からのリモートワークを行うのは私が初めてではなく、A.C.O.のディレクターもイギリスからリモートワークをしたことがあります。その際の異文化コラボレーションの体験は、A.C.O.のDNAの一部である好奇心や創造性に繋がるようなポジティブなものでした。そういった背景から、今回ザンビアからリモートワークを行うことはそこまで難しいことではありませんでした。
それでもアフリカからリモートワークをするためにクリアしなければいけない課題があったため、ザンビアからのリモートワークの計画について、上司とオフィスマネージャーと何度か話し合いました。また、今回の計画をより良いものにするために、新しいチャレンジやクリエイティビティに繋げられるような機会が持てるように話し合いました。こうして、私のアフリカからのリモートワークの冒険が始まることとなりました!
現地でのリモートワークの体験
時差の関係で、ザンビアでは朝6時から午後3時までの勤務でした(日本時間では13時から22時)。私にとっては早すぎる時間帯ですが、なんとか対応しました。新しい時間帯に合わせるためにチームの会議時間をずらさなければなりませんでしたが、チームメイトがザンビアの農場からリモートで働く私の姿を見たがっていたので、さほど難しいことではありませんでした(笑)もちろん、自宅のWi-fi環境が業務に対応できるか確認し、念のためバックアッププランも用意していました。
ザンビア滞在中に、日本にいる同僚と遠距離のコミュニケーションを試す機会がありました。普段はMiroなどのツールを使っていますが、今回はメタバースでデザインミーティングを行い、ペアワークや仮想空間でのコミュニケーションを体験しました。私はザンビアから参加し、東京からは3名、そして高知からも1名参加しました。 バーチャルミーティングには、Meta Oculus 2とSpatialというソフトを使いましたが、とても素晴らしいコラボレーションを体験することができました。端末を持っていない人でもPCやスマホから仮想空間を見ることができたことも良かったです。
アフリカでのもうひとつのハイライトは、南アフリカのケープタウン大学にあるd-schoolのキャンパスを訪れ、新しい建物で仕事をし、いくつかの素晴らしいデザインプロジェクトでチームとコラボレーションをしたことです。d-schoolはIDEOの創業者であるDavid Kellyがスタンフォード大学に開設したデザイン思考の学校です。以前、私が大学生だったときの先生から紹介してもらいました。d-schoolとのプロジェクトについては、また別の記事で詳しく紹介したいと思います。
旅の途中には、Monstarlabのドバイオフィスにも立ち寄り、ドバイチームのメンバーに初めてオフラインで会うことができました。以前、空間とデジタル体験についてのプロジェクトで一緒に仕事をしましたが、その時は日本からリモートで参加していたため、直接会うことができてとても嬉しかったです。
北海道大学から依頼を受けて、北海道大学とザンビア大学が共同で開催した授業で講義したこともとても良い思い出になりました。日本でのザンビアの知名度をあげることを目的に、ザンビア人と日本人はどのようなコラボレーションができるのかについて講義を行いました。
まとめ
ザンビアの農場からリモートで仕事をしたことは、忘れられない経験になりました。天候、食事、家族、美しい環境に恵まれ、屋外でのミーティングでは新しいエネルギーとインスピレーションを得ることができました。遠いところから1カ月以上もリモートワークすることを許可してくれた会社の価値観と文化に感謝しています。
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by Monstarlab Design Journal
Monstarlab Design Journal 編集部です。 モンスターラボデザインチームのデザインナレッジとカルチャーを発信していきます。
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