- 2020.11.20
こんにちは。 突然ですがみなさんは、日々にどのくらい運動をしていますか?
会社と自宅の移動だけ、もしくは在宅勤務で自宅にこもりっぱなしになっていませんか? コロナ太りを経験した私は、ダイエットと健康維持のためにも夏からジムに通い始めました。
今回は、多くの人が一度は挑戦したことがあるであろう“ダイエット”について、プロジェクトマネジメントの視点から考えてみたいと思います。 なんとなく難しいイメージのある“プロジェクト”について、身近な題材をもとに興味をもっていただければ嬉しいです。
そもそもプロジェクトとは?
私の所属するプロジェクトディレクション部では、その名のとおり日々プロジェクトの進捗を管理しています。A.C.O.ではWebサイト・アプリのUI/UXやデザイン制作をしていますが、ビルの建築や工事もプロジェクトと言われます。最近ではアイドルのオーディション番組でもプロジェクトという言葉が使われていますよね。
では、そもそもプロジェクトとはどういったものを指すのでしょうか。Wikipediaで意味を確認してみると、以下のような説明となっています。
プロジェクトマネジメント協会が制定しているPMBOK(第5版)の定義では、「プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する有期性のある業務」とされている。
つまり、会社などの通常業務や、継続的な運用管理、あるいは改善活動などは、特に開始と終了が定義されていないので、「プロジェクト」とは呼ばない。
ただし、特定の期限までに特定の建築を行う、製品を開発する、システムを構築する、などは個々のプロジェクトになりうる。
“有期性のある業務”と表現されているため、期限があるかないかがカギになっているようです。プロジェクトと聞くと、つい大がかりなことをイメージしがちですが、実はとても身近な存在なのです。
身の回りで期限があるものを考えると、引っ越しや料理などもプロジェクトにあてはめられます。そして、この記事のテーマである“ダイエット”もプロジェクトとして捉えることができそうです。
目的・目標の整理からはじめよう
Webサイトやアプリをつくるとき、まずはサイトやサービスの目的・目標の整理からはじめます。ダイエットでも同じように、目的・目標の整理から始めてみましょう。
“なぜダイエットをするのか”を最初に明確にしておくことは、成功のコツかもしれません。
「理想の体型を手に入れてモテたい」
「健康を維持したい」
など、人それぞれの理由があると思います。目標を決めず、漠然と日々運動するよりも、成功イメージや目標を立てた原点を意識したほうがモチベーションはあがりますよね。
ただし、それだけではたりません。年始になんとなく立てた目標を、多くの人が年末には忘れてしまうように、明確な数字や具体的なプランに落とし込まなければ達成することは難しいです。ただ痩せたいというだけではなく、体脂肪率何%、体重何kg、ウエスト何cmなど客観的に数字で評価できる目標に結びつけましょう。
具体的な数字に落とし込むことで、どのくらい頑張らなければならないかが見えてきます。数字目標を立てると現実に向き合うことになるので辛いのですが、ダイエットの成功・失敗を判断して次に繋げるためにもここはがんばりましょう。
ダイエットにおけるQCDSを明確に
目的・目標を整理したら、次はQCDSを明確にしましょう。プロジェクトの基礎知識とされている品質、コスト、納期、スコープを指します。詳細はこちらの記事を読んでみてください。それぞれの観点からダイエットについて考えてみたいと思います。
目指す姿は?
ダイエットといえど、単純に体重を落とすだけでよいのでしょうか。過度な食事制限により、体重と一緒に筋肉も落としてしまったら見栄えはよくなりません。筋肉量をキープして体脂肪を落としたいのであれば、一度体重を増やして筋肉をつける必要があったりします。体重が落ちさえすればよいのか、ウエストも細くする必要があるのかなど、目標とする痩せ方にも着目してみましょう。
何をして痩せる?何は制限する?
ダイエットにおけるスコープとは、“何をしてやせるか” “何を制限してやせるか”を決めることと言えるでしょう。食事制限のみでダイエットをするのか、ランニングやトレーニングはするのかなど、まずは痩せるための具体的な手法を考えてみましょう。
摂取カロリーを抑えるか、消費カロリーを増やすかを選ぶことになると思いますが、当然どちらも選んだほうが効果はでやすいです。ただし、継続が難しそうであればスコープを絞ってどちらかに集中するべきでしょう。
どれだけお金をかける?
次はコストについて考えていきましょう。あなたはダイエットのためにどのくらいお金をかけられますか? パーソナルトレーナーをつければ月に数万円かかります。
一方で、自分の体重を使った自重トレーニングの場合はお金がかかりません。ただし妥協してしまったり、思ったようにトレーニングの効果がでない可能性もあります。ダイエットにおいては優先して考える項目ではないかもしれませんが、頭に入れておきたい視点です。
いつまでに痩せる?
冒頭でも述べたように、プロジェクトとして捉える場合に、“期間”は欠かせない観点です。 プロジェクトが“有期性のある業務”と定義づけられている以上、「いつまでに痩せるのか」を設定するべきでしょう。ここがないと、なんとなくのダイエット計画になってしまいますよね。 ゴールの設定されていないマラソンほど辛いものはありません。自分自身に危機感を醸成するためにも、期限を設定してゴールと現状の差分を把握し続けるようにしましょう。
日常生活をプロジェクトとして捉えてみよう
こうしてプロジェクトとして分解して考えてみると、「痩せたい」と思っていてもなかなか具体化できていない方が多いのではないでしょうか。
実際の仕事でも、ひとつひとつ物事を整理していくと、当初想定していた計画内容と異なる場合があります。頭の中でぼんやりと考えるだけでなく、今回紹介したような視点をもって、しっかり文章や言葉に落とし込むことが重要です。
こうした整理の方法は、ダイエットだけでなく、日常生活の様々な部分でも活かすことができるでしょう。プロジェクトマネージャーになると、当然のことながら日々プロジェクトに向きあうため、自然と物事を整理する視点や考え方が身につきます。
そして、A.C.O.ではプロジェクトマネジメントのスキルを一緒に磨いていく仲間を募集しています。未経験の方でも、プロジェクトマネージャーという職業に興味をもっていただけた方は、ぜひA.C.O.に話を聞きにきてください。
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