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好きなデザインってなんだ?

#5 デザイナーと熱

1 suki suki
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普段からデザインに触れていても、案外こうやって自分の感覚に焦点を当てて、体系的に考える機会はなかなかない。せっかくだからカッコいいことを書いてやろうじゃないかと奮起し、色々小難しく考えてはみたが、どうにも途中で筆が止まってしまう。

いやいや、そんな私にだって好きなデザインはちゃんとある。

例えばMailchimpRedbullのような、イラストで世界観を作り上げているデザインが好きだ。企業の情報は自分よがりになってしまうことが多い印象だが、 まるで絵本のように心を掴まれるデザインにグッとくる。

AirbnbAXAのような、ルールにきっちり沿って作られた隙のないデザインも好きだ。細かいページの中に多少の矛盾があっても、それを感じさせないくらいにきっちりと世界観を演出している。

他にもSigniflyは超ストレスレスで感動すら覚えるページ遷移を展開しているし、Uber Eatsはリアルな体験へシームレスにつながるUXが気持ち良い。Kubrickは予想を超える楽しいアニメーションが繰り広げられているし、考えはじめるとキリがない。

こうして書いてみると、少し自分のツボが分かってきた。もちろんクオリティの高さもあるが、それはあくまで結果であり、むしろ私はそこから滲み出る、制作者の汗に惹かれているようだ。

少し勉強すれば、綺麗なデザインを作ることはある程度できる。ただ、セオリーを超えた何かがないと、なかなか人の心を動かすデザインを作ることはできない。それを練り出すためには、相当な何かを届けたいという強い想いと努力が必要である。

スマートに仕事をこなすことが理想とされ、努力論は古くなっているかもしれないが、私は制作者の熱意が伝わってくるデザインが好きだ。でもそれは、別の理由でそのデザインが好きだから、熱意を感じ取っているだけかもしれない。鶏が先か卵が先か。まだまだ自己分析が必要そうだが、今回は一旦、ここまでにしようと思う。

さて、つぎはデザインへの熱意もセンスも高い藤くんの番!何を語ってくれるのか楽しみです!

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by Ayako Masuda

上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、通信大手会社に勤めながら、京都造形芸術大学通信教育部情報デザインコース学士課程を修了。外資系ITコンサルティング会社を経て、現在に至る。デザイン部所属。

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