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MindNode(マインドノード)で情報が発見につながり、「考える」仕事が変わる

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MindNode(マインドノード)で情報が発見につながり、「考える」仕事が変わる

こんにちは、A.C.O.編集部です。「せっかくパソコンを使っているのだし、なるべく反復作業を減らしたい」という思いから、様々なツールや手法を探しています。 ウェブのお仕事に限った話ではないですが、プロジェクトが進むと議事録やメモなど、情報がどんどん追加され、全体像がわかりづらくなることがあります。みなさんはどんな方法で情報を整理し、把握していますか?テキストエディタやスプレッドシート、手書き、色々な方法があると思います。今回は、自分の仕事全体を通して一番起動しているアプリ「MindNode(マインドノード)」についてご紹介します。(Mac環境ですみません。)

MindNode(マインドノード)とは?

MindNodeは、視覚的な思考手法であるマインドマップを描画するアプリです。太い枝から細い枝へ、枝葉を広げるように記述することで、情報のカタマリ感と文脈を保ちながら、複数のアイディアを同時に掘り下げていくことができます。

MindNode公式サイト
AppStore版 MindNode2

MindNodeの起動画面

MindNodeの起動画面

この種類のアプリは数多く出ていますが、MindNodeにはオススメできる長所がたくさんあります。

  • 機能が絞り込んであり、整理と思考に集中できる
  • コピペが秀逸。他のテキストエディタやExcelと、情報の受け渡しがラク
  • 見た目とインタラクションが心地よい
  • オートレイアウトが秀逸
  • 画像やURLを柔軟に貼り込める
  • PDFや画像など書き出し方法が豊富
  • iOSデバイス版とのクラウド連携が便利

それでは、具体的にどのような利用シーンがあるか紹介していきます。

使い方はアイディア次第。MindNodeの利用シーン

①議事録(会議のメモと整理)

議事録をマインドマップ形式で取ることで、話題の広がりや脱線に対応しやすくなります。ノードを組み替えられるので、順不同に発生する意見をグルーピングしながら整理できます。その場での共有もできますし、同じ話題のループにも気づくことができます。

②サイトマップ

左が編集時の黒背景、右が印刷向けに白いスタイルにしたもの

左が編集時の黒背景、右が印刷向けに白いスタイルにしたもの

枝分かれであることが、最も活かせる使い方。書式を決めることで開発向け補助資料にもなります。ノードをリンク線でつなぐことで遷移設計にも。白くして、印刷用にPDFとして出力するのもありですね。

③開発プロセスの説明図

企画や設計、デザイン、編集、開発など並走や反復の発生する要件間の関係性を説明する際に便利。視覚化されているので、クライアントとのミーティングで効果を発揮します。

④ムードボードの作成

画像をMindNodeにドラッグすると、画像一枚ごとに独立した(大元の)ノードがつくられる

画像をMindNodeにドラッグすると、画像一枚ごとに独立した(大元の)ノードがつくられる

コンセプトなど、キーワードから想起される画像を持ち寄り、クライアントと一緒に間引いたり整理することで、抽象的な言葉であってもイメージを共有できます。

⑤チャットボットのシナリオ設計(分岐するフローの描画)

独立したノード同士をリンク線でつなぐことで分岐図が表現できる

独立したノード同士をリンク線でつなぐことで分岐図が表現できる

チャットボットの受け答えパターンなど、分岐を含む図が描きやすい。

⑥自分のスキルの棚おろし

時々やるのですが、できることや実績を書き出すことで、複数スキルの掛け合わせによる新しい仕事の方法が見つかります。その他、私生活ではiOS版でパーティの際の買い出しメモや引越しの際の処分品リストなどパッと全部挙げづらい場合に使っています。

使っていて気づいたMindNodeのTips

①テキストエディタやExcelとのコピペ連携はカンタン

テキストエディタに一度コピペすることで、エクセルとMindNodeの連携ができる

テキストエディタに一度コピペすることで、エクセルとMindNodeの連携ができる

MindNodeの親子関係はTab区切り。そして、エクセルの列もTabで区切られることから、テキストエディタを介することでツリー上にしたりスプレッドシートにしたりと、情報の種類に応じて加工しやすくなります。

②カスタムスタイルの設定をしよう

MindNodeのデフォルト設定は、個人的には線が太すぎてテキストが目立ちません。ツールバーの「フォーマット > カスタムテーマを取り出す」で、自分の好きなテーマを作ることができます。

③最初に一つ空ノードをつくることで、見やすくなる

最初に一つ空のノードを挟むことで同じ色でひとまとめにできる

最初に一つ空のノードを挟むことで同じ色でひとまとめにできる

一つの枝につき、一つの色が割り当てられてしまうため、最初分岐が多いと無駄にカラフルなツリーができてしまいます。最初の分岐に空のノードを挟むことで同じ色のまま作業できます。

まとめ

いかがでしょうか?シンプルなアプリだけに、各人の思考パターンに合わせて自由な使い方ができると思います。キーワード単位のメモに分類と文脈を与えられ、さらに離れたノードをつなぐことで新たな発想もしやすくなります。自分の場合は2年間で考える作業のやり方やスピードが目に見えて変わり、面白くもなりました。人によって合う合わないはあると思いますが、一度触ってみることをオススメします。

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Monstarlab Design Journal 編集部です。 モンスターラボデザインチームのデザインナレッジとカルチャーを発信していきます。

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