- 2024.12.20
こんにちは、Communication & Cultureサークル (以下C&C)の加山です。C&Cでは、組織内のカルチャーを促進し、コミュニケーション整理・機会の創出を担当しています。
今回は11/22に行われた「Tech × S&Dイベント ~生成AIで会社や業界がどう変わるか?~」 について紹介します。
モンスターラボには、Techというエンジニアが所属しているグループと、Strategy & Design(S&D)という上流工程の戦略やデザインを担うグループがあります。これらのグループが連携することで、一つの会社で戦略からデザイン、開発を一貫して提供できるのが、モンスターラボの強みの一つです。
しかし、これまで両チームのプロジェクト以外でのコラボレーションの機会は少なく、互いの業務内容や課題への理解が十分とはいえない状況でした。特に、生成AIのような新しい技術を扱う場面では、TechとS&Dが共通の視点を持ち相互に補完し合う必要性が高まっています。
そこで、C&Cではこのイベントを組織間の交流を促進しモンスターラボ全体のカルチャーを醸成する重要な機会と位置づけ、企画を行いました。
イベントの背景
今回のイベントは、Tech側で新たに結成された部署横断交流チームとS&D側のC&Cが中心となり、「生成AIで会社や業界がどう変わるか?」をテーマに開催しました。このイベントの狙いは、TechとS&Dの両チームが生成AIの可能性を探るだけでなく、互いの視点やスキルを理解し合い、将来の連携を見据えた土台を作ることにありました。
C&Cとしては、TechとS&Dの連携を通じて組織のカルチャーをさらに強化し、「クロスファンクショナル(多機能型)な働き方」の価値を全体に広めていきたいと考えています。このような連携は、デザインやエンジニアリングに限らず、戦略策定やクライアント対応においても、モンスターラボが提供できる価値を高める重要な要素です。
実施したイベントの様子
イベントには、Techからエンジニア2名、S&Dからデザイナー2名が参加し、それぞれの視点から生成AIについて議論を展開しました。
Tech側からは、生成AIがエンジニアリング業務をどのように変革し得るかが議論されました。現段階では、生成AIをスニペットツールとして活用することが最も効果的であり、プロジェクトの初期段階や大量の手作業が必要な場面で特にその威力を発揮しています。ただし、生成AIの活用には責任や品質管理が伴うため、プロセスの標準化や指示の明確化が不可欠であるということが共有されました。
S&D側からは、生成AIの導入がデザイン業務にどのような影響を与えているか、また、これからどのような形で取り入れていくべきかについて具体的な事例を交えて説明しました。ペルソナ作成やプロトタイピングといった初期段階の業務では、生成AIが既に効率化を実現しており、さらにDXを見据えた新たなサービス設計にも応用できる可能性があるという話がありました。
イベントの最後には参加者全員を交えたディスカッションが行われ、生成AIを業務に取り込むことで社内外の活動を効率化し、モンスターラボのサービスにさらなる付加価値をつける必要性について意見が交わされました。このような議論を通じて、次のステップに向けた具体的な方向性が見えてきました。
イベント後の展望
1週間後に行われた運営班による振り返り会では、新たな取り組みとして、デザインスプリントをテーマとしたイベントや、エンジニアとデザイナーが互いの業務を体験するワークショップを実施することについても前向きに話しました。これらの活動を通じて、組織内のカルチャーをさらに醸成し、より良いものを生み出せる環境を構築していきます。
また、生成AIを活用したプロジェクトは、モンスターラボ全体の戦略においても重要な役割を果たします。TechとS&Dが共に取り組むことで、効率化や新しい価値創造の可能性を追求し、クライアントに対してより高い付加価値を提供することを期待できることがわかりました。
このイベントは、生成AIというテーマを通じて、モンスターラボの組織としての強みを再認識し、さらに進化させるための重要な一歩となりました。今後もC&Cとして、こうした取り組みを継続し、組織全体のカルチャーを育てていきます。
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by Monstarlab Design Journal
Monstarlab Design Journal 編集部です。 モンスターラボデザインチームのデザインナレッジとカルチャーを発信していきます。
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Overview
×- 社名
- 株式会社A.C.O.
- 設立
- 2000年12月
- 資本金
- 10,000,000円
- 代表者
- 代表取締役 長田 寛司
- 所在地
- 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39恵比寿プライムスクエアタワー6F